浅草寺まで徒歩10分という好立地にある格安カプセルホテル【ホステルわさび浅草&カフェ】。
和を意識したコンセプトで、さらに女性フロアも完備されており、国内外の女性に安心して泊まれる宿として人気です。
【ホステルわさび浅草&カフェ】は2023年12月オープンと比較的新しく、清潔感もあります。
私自身も何度か泊まっている【ホステルわさび浅草&カフェ】について、基本情報や特徴、実際に泊まってみて気になったことについて詳しく解説します。
東京・浅草近辺で宿をお探しの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
【ホステルわさび 浅草&カフェ】の概要

ホテル詳細

名称 | ホステルわさび 浅草&カフェ |
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所在地 | 〒111-0032 東京都台東区浅草4-31-8 |
電話番号 | 03-6240-6258 |
ベッド数 | 78 |
女性専用フロア | あり |
受付時間
チェックイン | 15:00~22:00 |
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チェックアウト | ~10:00 |
交通機関の遅延などで到着が予定時刻を過ぎる場合は、予め連絡すれば0:30まで対応可能とのことです。
また、23:00には防犯のため正面玄関が施錠され、番号を知らない人は出入りができなくなります。

チェックイン時に電子キーの番号が書かれた用紙を見せてもらえるので、その際にスマホで写真を撮っておくと良いです。

チェックイン時に個別に渡されるものは、ベッドの番号が書かれたカードのみです。
アクセス
浅草寺までは徒歩15分ほど、スカイツリーまで徒歩40分ほどと、東京の観光には最適の立地にあります。
つくばエクスプレス 浅草駅 A1出口(徒歩約7分)

予約サイトには最寄駅から徒歩7分と記載がありますが、探しながら歩くともう少し距離がある感じがしました。
駅から向かう途中、大通りから別れた小道に入り、住宅街を通ります。
大通りから外れた道は夜は少し暗く、ホステル前にある看板もさほど目立たないので、初めて訪問する場合は地図があると良いでしょう。
各フロアの詳細

【ホステルわさび浅草&カフェ】の各フロアの詳細についてお伝えします。
1階:受付・カフェ

1階は、正面玄関を入ってすぐに一般の方も利用できるカフェスペースがあります。
カフェスペースの奥にあるレジカウンターが、カフェのレジとホステルの受付を兼ねているようです。
受付の奥には宿泊階へ進むエレベーターと階段があります。
エレベーター手前には無料飲料水のポットとコップが置いてあり、自由に飲めるようになっています。
カフェ
カフェは11:00~17:00までオープンしており、一般客・宿泊者ともに利用可能です。
なお、宿泊客は20:00までカフェを利用できるようです。
2階にも宿泊者向けの共用エリアがありますが、和室スタイルが苦手な方はカフェで過ごすのが良さそうです。
2階:休憩スペース

2階は宿泊者用の休憩スペースとなっており、7:00〜23:00の間で利用できます。

持ち込んだご飯を食べたり、パソコン作業をしたりと、宿泊者が自由に使える場所です。

ベッドルームではあまり音を立てられないので、寝るとき以外はここにいることが多かったです。
大人数での宴会ができそうなくらい部屋自体は広く、他人との距離が近くなりすぎないので比較的快適に過ごせます。
フリースペースが広いカプセルホテルはあまり多くないので、他人とはある程度の距離をとって過ごしたい人にはとても助かります。


部屋全体が和室(畳敷き)の作りとなっているため、日本独特の手前で靴を脱いで上がるスタイルとなっています。
日本の雰囲気を味わいたい海外旅行客にはウケが良さそうですね。


入口すぐの棚には漫画や観光冊子が置いてあり、空き時間に本を読みながらゆっくり過ごすことも可能。

部屋の奥には、テレビや給湯ポットなども置いてありました。
3〜5階:宿泊フロア


3〜5階は宿泊フロアとなっており、3階が男女共用、4階が男性専用、5階が女性専用です。
どの階も基本的な作りは同じみたいですが、トイレの作りが各階で少し異なっているようでした。


6階:ランドリー・屋上(喫煙所)

6階にはランドリーと、ホステル内で唯一喫煙可能な屋上があります。
ランドリーには洗濯機と乾燥機、待合用のテーブル&椅子がありますが数か少ないので、宿泊客が多い日は譲り合いとなります。

洗濯洗剤はフロントでも購入できますが、連泊の場合は予め旅行用パックを買っておくのもおすすめです。
近隣にはコインランドリーもいくつかあるので、なかなか空きが来ない場合は別の施設を利用すると良いでしょう。

【ホステルわさび浅草&カフェ】は全館禁煙ですが、6階の屋上でのみ8:00〜22:00の間で喫煙可能となっています。

また、各階への移動はエレベーターだけでなく、施設の奥にある階段でも行き来ができます。
女性専用フロアの詳細

宿泊フロアは、エレベーターを出てすぐの廊下を挟んで「ベッドルーム」と「パウダールーム&シャワールーム」に分かれています。
ベッドルーム

女性フロアのベッドルームの作りについて説明します。
ベッドの内装


- 照明のON/OFFスイッチ(入口手前と奥の2箇所で調節)
- 手荷物棚:2段
- ハンガー&ハンガー掛け:2つ
照明は各ベッドに一つのみで、明度の調節はできません。
ベッドの手荷物棚は比較的広く、リュックや小物など、常に身につけておきたいものはベッド内に持ち込むことが可能です。

また、ベッドと通路を仕切るカーテンは遮光性が高く、カーテンを閉め切ってしまえば通路の明かりが気になることはほとんどありませんでした。
荷物置き場(共同)


ベッドルームの中に入ると、入口すぐのところに共同の荷物置き場があります。
荷物置き場の場所はとくに割り振られておらず、スペースは譲り合って使う仕組みです。
荷物置き場は同じフロアに宿泊する人と共同で使うため、貴重品は置かないようにしましょう。
荷物置き場を通り過ぎると、通路を挟んで左右に2段のベッドが並んでいます。
廊下


エレベーターと降りてすぐの場所は廊下となっており、シューズトレー(靴箱)とロッカーが置いてあります。

シューズトレーには番号が振られており、自分のベッド番号と同じ場所を使うよう指示されます。
ロッカーは、貴重品等の小物が入る大きさのものがありましたが、私が伺った際は準備中だったのか、ロッカーを使用することはできませんでした。
館内移動用のスリッパがあると便利


ベッドルームに入るには、入口のドア手前で靴を脱いで入ります。
外出時のみならずお手洗いやシャワーにいくときは廊下を通ることになるので、いちいち靴を履かなくても良いようにスリッパがあると便利です。

スリッパは宿泊料金に含まれていないため、持参するか受付で購入しましょう。
ロッカーの横にはゴミ箱が設置されていました。

ペットボトルやティッシュなどのごみをホステル内で捨てられるのは有難いですね。
パウダールーム&シャワールーム

- 洗面台:6台(ドライヤー2台・ヘアアイロン2台)
- トイレ:6つ
- シャワールーム:3つ
- 体重計
- タオル返却BOX
- ゴミ箱

洗面台は、すべて独立洗面台で数も多いため、とても使いやすかったです。
ドライヤーとヘアアイロンが2台ずつ、ハンドソープ、紙ナフキンも置いてありました。


シャワールームは、3つあるうちの1つが浴槽タイプで、残り2つはシャワータイプでした。
各シャワールームには、ボディソープとリンスインシャンプーが常備されています。
各シャワー室には衣類や小物を置ける荷物かごが置いてあり、シャワールームを出たところには、体重計やレンタルタオルを返却できるBOXが置いてありました。



トイレは、施設が新しいためかかなり綺麗で個室も広く、とても快適でした。



個室の便座は、家庭用水洗トイレのようなタンクに手洗い場が付いている変わった作りのトイレで少し面白かったです。
各種アメニティ

【ホステルわさび浅草&カフェ】では、基本的に各人に配布されるアメニティはありません。
フェイスタオルは無料でレンタルが可能、その他のアメニティはフロントにて有料で販売/レンタルしています。
- スリッパ
- くし
- 洗濯洗剤
- 歯ブラシ
- 耳栓
- カミソリ

カプセルホテルではアメニティの種類が少ない場合が多いです。自分専用のトラベルセットを持っていると安心ですね!
気になること

敷き布団が薄く、熟睡できない
敷布団がかなり薄くてほぼ板の上に寝ている状態になるため、熟睡はできませんでした。
【ホステルわさび浅草&カフェ】には立地の良さと価格の安さで何度か宿泊しましたが、夜眠れないのは辛かったです。
2段ベッドの階段が垂直に近い
格安カプセルホテルにありがちですが、ベッドの2段目に上がるための階段が垂直に設置されており、2段目に指定された場合は上り下りが大変です。
足腰に不安がある場合は、予約時に下の階をお願いするか、チェックイン時にスタッフへ相談することをおすすめします。
女性フロアの扉が施錠されない
【ホステルわさび浅草&カフェ】には女性専用フロアがありますが、ドアの鍵は施錠されておらず、常に開いています。
夜間はホステルの玄関が施錠されるため、外部からの侵入はほぼありえないとは思いますが、女性専用フロア単体でのセキュリティは万全とはいえないでしょう。
客層は外国人が多め
日本でも有名な観光地である浅草に近い立地にあるためか、宿泊客は外国人が多いです。
男女の比率は、体感としては半々くらいです。

外国人が多いとはいえ、私が宿泊したときは、マナーの悪い人はあまりおらず、皆さんホステル内では静かに過ごしていました。
スタッフも、日本人ではなくアジア系の外国人の方が多いイメージです。
夜間はスタッフが不在?
夜間はスタッフが不在もしくは就寝中のようで、朝早く(6時台)に出発する必要があった際にチェックアウトしようとしても、受付に人の気配がなく少し戸惑った経験があります。
支払いはチェックイン時に済んでいるので何も言わずに出て行っても問題はないと思いますが、不在時の対応方法がわかるとより安心かもしれないですね。
荷物預かり所は洗面所内?

【ホステルわさび浅草&カフェ】では荷物預かりが可能ですが、預かり場所は洗面所の中に張り紙がありました。
キャリーバッグであれば気にならないかもしれませんが、手に持つカバンやリュックなどを預ける場合、置き場所が少し気になる人もいるかもしれません。
よくある質問

- 周辺に買い物できる場所は?
-
最寄り駅からの通り道に、スーパーマーケットのライフが大通りを挟んだ反対側にあります。
また、【ホステルわさび浅草&カフェ】近くの交差点付近にはセブンイレブンがあります。
- 駐車場は?
-
ありません。
車を利用する場合は近隣のコインパーキングを探す必要があります。
- 荷物預かりはある?
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荷物預かりは、チェックイン当日はチェックイン前の時間から、チェックアウト後は18:00まで無料で可能です。
チェックイン日より前やチェックアウト後18:00以降は、1つ500円/1日で預かってもらうこともできます。
- ベッドルームに冷蔵庫はある?
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ベッドルーム内に冷蔵庫はありません。
ただ、スタッフのみが入れるキッチン内に冷蔵・冷凍品を預けることは可能とのことです。
- 郵便物の受け取りは可能?
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寸法は「幅×奥行き×高さの合計120cm以内」の物に限り、1人あたり2つまでホステルでの郵便物の受け取りが可能です。
- ホステル内で使えるフリーWIFIはある?
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あります。
チェックイン時に、館内で使えるWIFIのパスワードが書かれた用紙を見せてもらえるので、WIFIを使いたい場合はメモしておきましょう。
まとめ

【ホステルわさび浅草&カフェ】は、2023年末オープンと比較的新しく、清潔感のあるカプセルホテルです。
個人的には、施設自体は綺麗で過ごしやすく、かなり好きなホステルでした。
ただ、なんといっても布団が煎餅布団状態で薄く…板の上に寝ているような感覚で、ほとんど熟睡ができませんでした。
寝るためだけに安いホステルを探している人にとっては、かなり大きな難点かもしれません。

その部分を除けば、価格の安さ、立地、施設の作り、女性専用フロアがあること、共有スペースの過ごしやすさなどは申し分のないホステルです。
浅草周辺で観光予定のある方は、ぜひ一度【ホステルわさび浅草&カフェ】に泊まってみてくださいね!